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(34ページ目:全2462問中331問~340問を表示) 国立 広島大学 2015年 第2問
座標平面上の放物線
\[ C_n:y=x^2-p_nx+q_n \qquad (n=1,\ 2,\ 3,\ \cdots) \]
を考える.ただし,$p_n,\ q_n$は
\[ p_1^2-4q_1=4,\quad p_n^2-4q_n>0 \qquad (n=2,\ 3,\ 4,\ \cdots) \]
を満たす実数とする.$C_n$と$x$軸との二つの交点を結ぶ線分の長さを$\ell_n$とする.また,$C_n$と$x$軸で囲まれた部分の面積$S_n$は
\[ \frac{S_{n+1}}{S_n}=\left( \frac{n+2}{\sqrt{n(n+1)}} \right)^3 \qquad (n=1,\ 2,\ 3,\ \cdots) \]
を満たすとする.次の問いに答えよ.
(1)$C_n$の頂点の$y$座標を$\ell_n$を用いて表せ.
(2)数列$\{\ell_n\}$の一般項を求めよ.
(3)$p_n=n \sqrt{n} (n=1,\ 2,\ 3,\ \cdots)$であるとき,$\displaystyle \lim_{n \to \infty} n \log \left( -\frac{2q_n}{n^2} \right)$を求めよ.ただし,$\log x$は$x$の自然対数である.
\[ C_n:y=x^2-p_nx+q_n \qquad (n=1,\ 2,\ 3,\ \cdots) \]
を考える.ただし,$p_n,\ q_n$は
\[ p_1^2-4q_1=4,\quad p_n^2-4q_n>0 \qquad (n=2,\ 3,\ 4,\ \cdots) \]
を満たす実数とする.$C_n$と$x$軸との二つの交点を結ぶ線分の長さを$\ell_n$とする.また,$C_n$と$x$軸で囲まれた部分の面積$S_n$は
\[ \frac{S_{n+1}}{S_n}=\left( \frac{n+2}{\sqrt{n(n+1)}} \right)^3 \qquad (n=1,\ 2,\ 3,\ \cdots) \]
を満たすとする.次の問いに答えよ.
(1)$C_n$の頂点の$y$座標を$\ell_n$を用いて表せ.
(2)数列$\{\ell_n\}$の一般項を求めよ.
(3)$p_n=n \sqrt{n} (n=1,\ 2,\ 3,\ \cdots)$であるとき,$\displaystyle \lim_{n \to \infty} n \log \left( -\frac{2q_n}{n^2} \right)$を求めよ.ただし,$\log x$は$x$の自然対数である.
国立 神戸大学 2015年 第2問
座標平面上の楕円$\displaystyle \frac{x^2}{4}+y^2=1$を$C$とする.$a>2$,$0<\theta<\pi$とし,$x$軸上の点$\mathrm{A}(a,\ 0)$と楕円$C$上の点$\mathrm{P}(2 \cos \theta,\ \sin \theta)$をとる.原点を$\mathrm{O}$とし,直線$\mathrm{AP}$と$y$軸との交点を$\mathrm{Q}$とする.点$\mathrm{Q}$を通り$x$軸に平行な直線と,直線$\mathrm{OP}$との交点を$\mathrm{R}$とする.以下の問に答えよ.
(1)点$\mathrm{R}$の座標を求めよ.
(2)$(1)$で求めた点$\mathrm{R}$の$y$座標を$f(\theta)$とする.このとき,$0<\theta<\pi$における$f(\theta)$の最大値を求めよ.
(3)原点$\mathrm{O}$と点$\mathrm{R}$の距離の$2$乗を$g(\theta)$とする.このとき,$0<\theta<\pi$における$g(\theta)$の最小値を求めよ.
(1)点$\mathrm{R}$の座標を求めよ.
(2)$(1)$で求めた点$\mathrm{R}$の$y$座標を$f(\theta)$とする.このとき,$0<\theta<\pi$における$f(\theta)$の最大値を求めよ.
(3)原点$\mathrm{O}$と点$\mathrm{R}$の距離の$2$乗を$g(\theta)$とする.このとき,$0<\theta<\pi$における$g(\theta)$の最小値を求めよ.
国立 広島大学 2015年 第1問
$a,\ b,\ c$を実数とし,$a<1$とする.座標平面上の$2$曲線
\[ C_1:y=x^2-x,\quad C_2:y=x^3+bx^2+cx-a \]
を考える.$C_1$と$C_2$は,点$\mathrm{P}(1,\ 0)$と,それとは異なる点$\mathrm{Q}$を通る.また,点$\mathrm{P}$における$C_1$と$C_2$の接線の傾きは等しいものとする.点$\mathrm{P}$における$C_1$の接線を$\ell_1$,点$\mathrm{Q}$における$C_1$の接線を$\ell_2$,点$\mathrm{Q}$における$C_2$の接線を$\ell_3$とする.次の問いに答えよ.
(1)$b,\ c$および点$\mathrm{Q}$の座標を$a$を用いて表せ.
(2)$\ell_1,\ \ell_2,\ \ell_3$が三角形をつくらないような$a$の値を求めよ.
(3)$\ell_1,\ \ell_2,\ \ell_3$が直角三角形をつくるような$a$の値の個数を求めよ.
\[ C_1:y=x^2-x,\quad C_2:y=x^3+bx^2+cx-a \]
を考える.$C_1$と$C_2$は,点$\mathrm{P}(1,\ 0)$と,それとは異なる点$\mathrm{Q}$を通る.また,点$\mathrm{P}$における$C_1$と$C_2$の接線の傾きは等しいものとする.点$\mathrm{P}$における$C_1$の接線を$\ell_1$,点$\mathrm{Q}$における$C_1$の接線を$\ell_2$,点$\mathrm{Q}$における$C_2$の接線を$\ell_3$とする.次の問いに答えよ.
(1)$b,\ c$および点$\mathrm{Q}$の座標を$a$を用いて表せ.
(2)$\ell_1,\ \ell_2,\ \ell_3$が三角形をつくらないような$a$の値を求めよ.
(3)$\ell_1,\ \ell_2,\ \ell_3$が直角三角形をつくるような$a$の値の個数を求めよ.
国立 旭川医科大学 2015年 第2問
$n$を正の整数とする.$2n \pi \leqq x \leqq (2n+1) \pi$の範囲で関数$f(x)=x \sin x$を考える.関数$f(x)$が極大値をとる$x$を$a_n$とし,曲線$y=f(x)$の変曲点を$(b_n,\ f(b_n))$とする.次の問いに答えよ.
(1)$a_n$と$b_n$はそれぞれ唯$1$つあって,$\displaystyle 2n \pi<b_n<2n \pi+\frac{\pi}{2}<a_n<(2n+1) \pi$を満たすことを示せ.
(2)以下の極限を求めよ.
\[ (1) \ \lim_{n \to \infty}(a_n-2n \pi) \qquad (2) \ \lim_{n \to \infty}(b_n-2n \pi) \qquad (3) \ \lim_{n \to \infty}f(b_n) \]
(3)曲線$y=f(x) (2n \pi \leqq x \leqq (2n+1) \pi)$と$x$軸とで囲まれた図形を,$3$つの直線$x=b_n$,$\displaystyle x=2n \pi+\frac{\pi}{2}$,$x=a_n$によって$4$つの部分に分ける.その面積を左から順に$S_1$,$S_2$,$S_3$,$S_4$とするとき,$(S_3+S_4)-(S_1+S_2)$の値を求めよ.
(4)以下の極限を求めよ.
\[ (1) \ \lim_{n \to \infty}S_1 \qquad (2) \ \lim_{n \to \infty}S_3 \qquad (3) \ \lim_{n \to \infty}(S_4-S_2) \]
(1)$a_n$と$b_n$はそれぞれ唯$1$つあって,$\displaystyle 2n \pi<b_n<2n \pi+\frac{\pi}{2}<a_n<(2n+1) \pi$を満たすことを示せ.
(2)以下の極限を求めよ.
\[ (1) \ \lim_{n \to \infty}(a_n-2n \pi) \qquad (2) \ \lim_{n \to \infty}(b_n-2n \pi) \qquad (3) \ \lim_{n \to \infty}f(b_n) \]
(3)曲線$y=f(x) (2n \pi \leqq x \leqq (2n+1) \pi)$と$x$軸とで囲まれた図形を,$3$つの直線$x=b_n$,$\displaystyle x=2n \pi+\frac{\pi}{2}$,$x=a_n$によって$4$つの部分に分ける.その面積を左から順に$S_1$,$S_2$,$S_3$,$S_4$とするとき,$(S_3+S_4)-(S_1+S_2)$の値を求めよ.
(4)以下の極限を求めよ.
\[ (1) \ \lim_{n \to \infty}S_1 \qquad (2) \ \lim_{n \to \infty}S_3 \qquad (3) \ \lim_{n \to \infty}(S_4-S_2) \]
国立 旭川医科大学 2015年 第3問
曲線$C:y=\sin^2 x$について,$C$上の点$\displaystyle (t,\ \sin^2 t) \left( 0 \leqq t \leqq \frac{\pi}{2} \right)$における$C$の接線と直線$x=a$との交点を$\mathrm{P}$とする.ただし,$a$は$\displaystyle 0 \leqq a \leqq \frac{\pi}{2}$を満たす定数とする.このとき,次の問いに答えよ.
(1)点$\mathrm{P}$の$y$座標を$f(t)$とおくとき,$f(t)$を求めよ.
(2)関数$f(t)$の増減を調べ,その最大値と最小値を求めよ.
(3)$t$が$\displaystyle 0 \leqq t \leqq \frac{\pi}{2}$の範囲を動くとき,点$(t,\ \sin^2 t)$における$C$の接線が通るすべての点のうち,$\displaystyle 0 \leqq x \leqq \frac{\pi}{2}$となるものの範囲を$xy$平面に図示せよ.
(1)点$\mathrm{P}$の$y$座標を$f(t)$とおくとき,$f(t)$を求めよ.
(2)関数$f(t)$の増減を調べ,その最大値と最小値を求めよ.
(3)$t$が$\displaystyle 0 \leqq t \leqq \frac{\pi}{2}$の範囲を動くとき,点$(t,\ \sin^2 t)$における$C$の接線が通るすべての点のうち,$\displaystyle 0 \leqq x \leqq \frac{\pi}{2}$となるものの範囲を$xy$平面に図示せよ.
国立 金沢大学 2015年 第1問
四面体$\mathrm{OABC}$において,$3$つのベクトル$\overrightarrow{\mathrm{OA}}$,$\overrightarrow{\mathrm{OB}}$,$\overrightarrow{\mathrm{OC}}$はどの$2$つも互いに垂直であり,$h>0$に対して,
\[ |\overrightarrow{\mathrm{OA}}|=1,\quad |\overrightarrow{\mathrm{OB}}|=2,\quad |\overrightarrow{\mathrm{OC}}|=h \]
とする.$3$点$\mathrm{O}$,$\mathrm{A}$,$\mathrm{B}$を通る平面上の点$\mathrm{P}$は,$\overrightarrow{\mathrm{CP}}$が$\overrightarrow{\mathrm{CA}}$と$\overrightarrow{\mathrm{CB}}$のどちらとも垂直となる点であるとする.次の問いに答えよ.
(1)$\overrightarrow{\mathrm{OP}}=\alpha \overrightarrow{\mathrm{OA}}+\beta \overrightarrow{\mathrm{OB}}$とするとき,$\alpha$と$\beta$を$h$を用いて表せ.
(2)直線$\mathrm{OP}$と直線$\mathrm{AB}$が直交していることを示せ.
(3)$\triangle \mathrm{PAB}$は,辺$\mathrm{AB}$を底辺とする二等辺三角形ではないことを示せ.
\[ |\overrightarrow{\mathrm{OA}}|=1,\quad |\overrightarrow{\mathrm{OB}}|=2,\quad |\overrightarrow{\mathrm{OC}}|=h \]
とする.$3$点$\mathrm{O}$,$\mathrm{A}$,$\mathrm{B}$を通る平面上の点$\mathrm{P}$は,$\overrightarrow{\mathrm{CP}}$が$\overrightarrow{\mathrm{CA}}$と$\overrightarrow{\mathrm{CB}}$のどちらとも垂直となる点であるとする.次の問いに答えよ.
(1)$\overrightarrow{\mathrm{OP}}=\alpha \overrightarrow{\mathrm{OA}}+\beta \overrightarrow{\mathrm{OB}}$とするとき,$\alpha$と$\beta$を$h$を用いて表せ.
(2)直線$\mathrm{OP}$と直線$\mathrm{AB}$が直交していることを示せ.
(3)$\triangle \mathrm{PAB}$は,辺$\mathrm{AB}$を底辺とする二等辺三角形ではないことを示せ.
国立 名古屋工業大学 2015年 第4問
四面体$\mathrm{ABCD}$は
$(ⅰ)$ $\mathrm{BA}=\sqrt{66}$,$\mathrm{BC}=7$,$\mathrm{BD}=\sqrt{65}$
$(ⅱ)$ $\overrightarrow{\mathrm{BA}} \cdot \overrightarrow{\mathrm{BC}}=28$,$\overrightarrow{\mathrm{BC}} \cdot \overrightarrow{\mathrm{BD}}=35$,$\overrightarrow{\mathrm{BD}} \cdot \overrightarrow{\mathrm{BA}}=40$
を満たす.頂点$\mathrm{A}$から平面$\mathrm{BCD}$に下ろした垂線を$\mathrm{AH}$とする.
(1)辺$\mathrm{AC}$の長さを求めよ.
(2)$\overrightarrow{\mathrm{BH}}$を$\overrightarrow{\mathrm{BC}}$,$\overrightarrow{\mathrm{BD}}$を用いて表せ.
(3)線分$\mathrm{CH}$の長さを求めよ.
(4)面$\mathrm{ABC}$を直線$\mathrm{AH}$の周りに$1$回転させるとき,面$\mathrm{ABC}$が通過する部分の体積$V$を求めよ.
$(ⅰ)$ $\mathrm{BA}=\sqrt{66}$,$\mathrm{BC}=7$,$\mathrm{BD}=\sqrt{65}$
$(ⅱ)$ $\overrightarrow{\mathrm{BA}} \cdot \overrightarrow{\mathrm{BC}}=28$,$\overrightarrow{\mathrm{BC}} \cdot \overrightarrow{\mathrm{BD}}=35$,$\overrightarrow{\mathrm{BD}} \cdot \overrightarrow{\mathrm{BA}}=40$
を満たす.頂点$\mathrm{A}$から平面$\mathrm{BCD}$に下ろした垂線を$\mathrm{AH}$とする.
(1)辺$\mathrm{AC}$の長さを求めよ.
(2)$\overrightarrow{\mathrm{BH}}$を$\overrightarrow{\mathrm{BC}}$,$\overrightarrow{\mathrm{BD}}$を用いて表せ.
(3)線分$\mathrm{CH}$の長さを求めよ.
(4)面$\mathrm{ABC}$を直線$\mathrm{AH}$の周りに$1$回転させるとき,面$\mathrm{ABC}$が通過する部分の体積$V$を求めよ.
国立 東北大学 2015年 第1問
$xy$平面において,次の式が表す曲線を$C$とする.
\[ x^2+4y^2=1,\quad x>0,\quad y>0 \]
$\mathrm{P}$を$C$上の点とする.$\mathrm{P}$で$C$に接する直線を$\ell$とし,$\mathrm{P}$を通り$\ell$と垂直な直線を$m$として,$x$軸と$y$軸と$m$で囲まれてできる三角形の面積を$S$とする.$\mathrm{P}$が$C$上の点全体を動くとき,$S$の最大値とそのときの$\mathrm{P}$の座標を求めよ.
\[ x^2+4y^2=1,\quad x>0,\quad y>0 \]
$\mathrm{P}$を$C$上の点とする.$\mathrm{P}$で$C$に接する直線を$\ell$とし,$\mathrm{P}$を通り$\ell$と垂直な直線を$m$として,$x$軸と$y$軸と$m$で囲まれてできる三角形の面積を$S$とする.$\mathrm{P}$が$C$上の点全体を動くとき,$S$の最大値とそのときの$\mathrm{P}$の座標を求めよ.
国立 東北大学 2015年 第2問
$xy$平面において,$3$次関数$y=x^3-x$のグラフを$C$とし,不等式
\[ x^3-x>y>-x \]
の表す領域を$D$とする.また,$\mathrm{P}$を$D$の点とする.
(1)$\mathrm{P}$を通り$C$に接する直線が$3$本存在することを示せ.
(2)$\mathrm{P}$を通り$C$に接する$3$本の直線の傾きの和と積がともに$0$となるような$\mathrm{P}$の座標を求めよ.
\[ x^3-x>y>-x \]
の表す領域を$D$とする.また,$\mathrm{P}$を$D$の点とする.
(1)$\mathrm{P}$を通り$C$に接する直線が$3$本存在することを示せ.
(2)$\mathrm{P}$を通り$C$に接する$3$本の直線の傾きの和と積がともに$0$となるような$\mathrm{P}$の座標を求めよ.
国立 東北大学 2015年 第4問
$a>0$を実数とする.関数$f(t)=-4t^3+(a+3)t$の$0 \leqq t \leqq 1$における最大値を$M(a)$とする.
(1)$M(a)$を求めよ.
(2)実数$x>0$に対し,$g(x)=M(x)^2$とおく.$xy$平面において,関数$y=g(x)$のグラフに点$(s,\ g(s))$で接する直線が原点を通るとき,実数$s>0$とその接線の傾きを求めよ.
(3)$a$が正の実数全体を動くとき,
\[ k=\frac{M(a)}{\sqrt{a}} \]
の最小値を求めよ.
(1)$M(a)$を求めよ.
(2)実数$x>0$に対し,$g(x)=M(x)^2$とおく.$xy$平面において,関数$y=g(x)$のグラフに点$(s,\ g(s))$で接する直線が原点を通るとき,実数$s>0$とその接線の傾きを求めよ.
(3)$a$が正の実数全体を動くとき,
\[ k=\frac{M(a)}{\sqrt{a}} \]
の最小値を求めよ.