タグ「事実」の検索結果

1ページ目:全5問中1問~10問を表示)
慶應義塾大学 私立 慶應義塾大学 2016年 第4問
$i$を虚数単位とする.次の事実がある.
\begin{waku}[事実$\mathrm{F}$]
$a,\ b$を互いに素な正の整数とする.このとき,
\[ \left( \cos \frac{2a}{b} \pi+i \sin \frac{2a}{b} \pi \right)^k=\cos \frac{2}{b} \pi+i \sin \frac{2}{b} \pi \]
となる整数$k$が存在する.
\end{waku}

(1)等式
\[ \left( \cos \frac{4}{5} \pi+i \sin \frac{4}{5} \pi \right)^k=\cos \frac{2}{5} \pi+i \sin \frac{2}{5} \pi \]
を満たす最小の正の整数$k$は$[ツ]$である.
(2)$a,\ b$を互いに素な正の整数とし,集合$P$を
\[ P=\left\{ z \;\bigg|\; \text{$z$は整数$k$を用いて} \left( \cos \frac{2a}{b} \pi+i \sin \frac{2a}{b} \pi \right)^k \text{と表される複素数} \right\} \]
で定める.事実$\mathrm{F}$を考慮すると,集合$P$の要素の個数$n(P)$は$[テ]$である.
(3)事実$\mathrm{F}$を証明しなさい.
(4)$a_1,\ b_1$を互いに素な正の整数とし,$a_2,\ b_2$も互いに素な正の整数とする.集合$Q_1$と$Q_2$を

$\displaystyle Q_1=\left\{ z \;\bigg|\; \text{$z$は整数$k$を用いて} \left( \cos \frac{2a_1}{b_1} \pi+i \sin \frac{2a_1}{b_1} \pi \right)^k \text{と表される複素数} \right\}$

$\displaystyle Q_2=\left\{ z \;\bigg|\; \text{$z$は整数$k$を用いて} \left( \cos \frac{2a_2}{b_2} \pi+i \sin \frac{2a_2}{b_2} \pi \right)^k \text{と表される複素数} \right\}$

で定め,集合$R$を
\[ R=\{z \;\bigg|\; \text{$z$は集合$Q_1$の要素と集合$Q_2$の要素の積で表される複素数}\} \]
で定める.$b_1$と$b_2$が互いに素ならば,集合$R$の要素の個数$n(R)$は$[ト]$である.$b_1$と$b_2$が互いに素でないとき,それらの最大公約数を$d$とすれば,集合$R$の要素の個数$n(R)$は$[ナ]$である.
獨協大学 私立 獨協大学 2015年 第3問
次のように定義される数列$\{a_n\}$の一般項$a_n$を求めよ.ただし,$x^2-x-1=0$の解が$\displaystyle x=\frac{1-\sqrt{5}}{2},\ \frac{1+\sqrt{5}}{2}$という事実を利用せよ.
\[ a_1=1,\quad a_2=1,\quad a_{n+2}=a_{n+1}+a_n,\quad n=1,\ 2,\ 3,\ \cdots \]
早稲田大学 私立 早稲田大学 2014年 第1問
次の空欄$[$1$]$から$[$6$]$にあてはまる数または数式を記入せよ.

(1)$3$次曲線$y=x^3-6x^2+11x-4$と直線$y=ax$が第$1$象限の相異なる$3$点で交わるような定数$a$の範囲は$[$1$]<a<[$2$]$である.
(2)硬貨を投げ,$3$回つづけて表が出たら終了する.$n$回以下で終了する場合の数を$f_n$とする.$f_{10}=[$3$]$である.
(3)不等式$\displaystyle \frac{a}{19}<\log_{10}7<\frac{b}{13}$を満たす最大の整数$a$と最小の整数$b$は$a=[$4$]$,$b=[$5$]$である.必要に応じて次の事実を用いてもよい.
\[ \begin{array}{lll}
7^1=7 & 7^2=49 & 7^3=343 \\
7^4=2401 & 7^5=16807 & 7^6=117649 \\
7^7=823543 & 7^8=5764801 & 7^9=40353607 \\
7^{10}=282475249 & 7^{11}=1977326743 & 7^{12}=13841287201 \\
7^{13}=96889010407 & 7^{14}=678223072849
\end{array} \]
(4)四面体$\mathrm{ABCD}$は,$4$つの面のどれも$3$辺の長さが$7,\ 8,\ 9$の三角形である.この四面体$\mathrm{ABCD}$の体積は$[$6$]$である.
早稲田大学 私立 早稲田大学 2011年 第2問
次の問に答えよ.

(1)$a,\ b$は整数で,$2$次方程式
\[ x^2 + ax + b= 0 \dotnum{A} \]
が異なる$2$つの実数解$\alpha,\ \beta$をもつとする.このとき,$\alpha,\ \beta$はともに整数であるか,ともに無理数であるかのいずれかであることを証明する.以下の問に答え,証明を完成させよ.\\
\quad まず,$b=0$のときは,$x^2+ax=0$であるから\maru{A}は整数解$0,\ -a$をもつ.以下では$ b \neq 0$とする.\\
\quad 解と係数の関係より,$\alpha + \beta = -a,\ \alpha\beta = b$であり,これらは整数である.有理数と無理数の和は有理数でなく,整数と整数以外の有理数の和は整数ではないという事実を用いると,$\alpha,\ \beta$がともに整数以外の有理数であるとして矛盾を導けばよい.\\
\quad そこで,$\alpha,\ \beta$が2以上の整数$p_1,\ p_2$と0でない整数$q_1,\ q_2$を用いて,既約分数
\[ \alpha = \frac{q_1}{p_1},\quad \beta = \frac{q_2}{p_2} \]
で表されると仮定する.ここに,$\displaystyle\frac{q_i}{p_i}\ (i=1,\ 2)$が既約分数であるとは,$p_i$と$|q_i|$の最大公約数が1であることをいう.このとき,
\[ \alpha + \beta = \frac{p_2q_1+p_1q_2}{p_1p_2} \cdots\cdots① \]
\[ \alpha\beta = \frac{q_1q_2}{p_1p_2} \cdots\cdots② \]
である.

(i) $①$において,$\alpha+\beta$が整数であることを用いて,$p_1=p_2$であることを示せ.
(ii) $②$において,$\alpha\beta$が整数であることと問\maru{1}の結果から,既約分数の仮定に矛盾することを示せ.

$(ⅱ)$の結果から,$\alpha,\ \beta$はともに整数であるか,ともに無理数であることが示された.
(2)$c$が自然数のとき,$\sqrt{c}$は自然数であるか無理数であることを証明せよ.
大阪市立大学 公立 大阪市立大学 2010年 第4問
$a,\ b$は$a < b$をみたす実数とする.$f(x),\ g(x)$は閉区間$[ \; a,\ b \; ]$で定義された連続関数で,$g(x) \leqq f(x)$をみたすとする.座標平面上,不等式$a \leqq x \leqq b,\ g(x) \leqq y \leqq f(x)$をみたす点$(x,\ y)$全体からなる図形をAとする.Aの面積$S$が正のとき,Aの重心の$y$座標は,
\[ \frac{1}{S} \int_a^b \frac{\{f(x)\}^2-\{g(x)\}^2}{2} \, dx \]
で与えられる.この事実を用いて,次の問いに答えよ.

(1)$r$は$0 < r < 1$をみたす実数とする.不等式$r^2 \leqq x^2 + y^2 \leqq 1,\ y \geqq 0$をみたす点$(x,\ y)$全体からなる図形をBとおく.Bの重心の$y$座標$Y(r)$を$r$を用いて表せ.
(2)$t$は正の実数とする.不等式$-1 \leqq x \leqq 1,\ \sqrt{1-x^2} -t \leqq y \leqq \sqrt{1-x^2}$をみたす点$(x,\ y)$全体からなる図形をCとおく.Cの重心の$y$座標$Z(t)$を$t$を用いて表せ.
(3)(1)で得られた$Y(r)$と(2)で得られた$Z(t)$について,$\displaystyle \lim_{r \to 1-0}Y(r)$と$\displaystyle \lim_{t \to +0}Z(t)$の大小を比較せよ.
スポンサーリンク

「事実」とは・・・

 まだこのタグの説明は執筆されていません。