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九州工業大学 国立 九州工業大学 2014年 第1問
空間において$1$点$\mathrm{O}$を固定し,$\mathrm{O}$に関する位置ベクトルが$\overrightarrow{p}$である点$\mathrm{P}$を$\mathrm{P}(\overrightarrow{p})$で表す.$4$点$\mathrm{O}$,$\mathrm{A}(\overrightarrow{a})$,$\mathrm{B}(\overrightarrow{b})$,$\mathrm{C}(\overrightarrow{c})$を頂点とする四面体$\mathrm{OABC}$において,線分$\mathrm{OA}$,$\mathrm{OB}$,$\mathrm{BC}$を$s:1-s (0<s<1)$に内分する点をそれぞれ$\mathrm{D}$,$\mathrm{E}$,$\mathrm{F}$とする.また,$3$点$\mathrm{A}$,$\mathrm{B}$,$\mathrm{C}$の定める平面を$\alpha$とし,$\displaystyle \overrightarrow{h}=\overrightarrow{a}-\frac{9}{16} \overrightarrow{b}+\frac{9}{16} \overrightarrow{c}$を位置ベクトルとする平面$\alpha$上の点を$\mathrm{H}(\overrightarrow{h})$とする.$\mathrm{OA}=\mathrm{AB}=3$,$\mathrm{OB}=3 \sqrt{2}$,$\mathrm{OC}=\mathrm{BC}=4$,$\mathrm{AC}=5$として,次に答えよ.

(1)ベクトル$\overrightarrow{\mathrm{DE}}$,$\overrightarrow{\mathrm{DF}}$を$\overrightarrow{a}$,$\overrightarrow{b}$,$\overrightarrow{c}$および$s$を用いて表せ.また,内積$\overrightarrow{b} \cdot \overrightarrow{c}$を求めよ.
(2)線分$\mathrm{OH}$の長さを求めよ.
(3)$3$点$\mathrm{D}$,$\mathrm{E}$,$\mathrm{F}$の定める平面が点$\mathrm{H}$を通るときの$s$の値を求めよ.
(4)$s$を$(3)$で求めた値とするとき,四面体$\mathrm{OAFC}$の体積$V$を求めよ.
山形大学 国立 山形大学 2013年 第3問
$R,\ r$を正の実数とし,$2r<R \leqq 3r$とする.右図のように,原点 \\
$\mathrm{O}$を中心とする半径$R$の固定された円$S$の内部に点$\mathrm{O}^\prime$を中心と \\
する半径$r$の円$T$があり,円$T$は円$S$に接しながらすべらずに \\
転がるものとする.ただし,点$\mathrm{O}^\prime$は点$\mathrm{O}$のまわりを反時計まわり \\
に動くものとする.はじめに点$\mathrm{O}^\prime$は$(R-r,\ 0)$の位置にあり, \\
円$T$上の点$\mathrm{P}$は$(R,\ 0)$の位置にあるとする.$x$軸の正の部分と \\
動径$\mathrm{OO}^\prime$のなす角が$\theta$ラジアンのとき,点$\mathrm{P}$の座標を$(x(\theta),\ y(\theta))$とする.このとき,次の問に答えよ.
\img{72_2151_2013_1}{60}


(1)$x(\theta),\ y(\theta)$を$\theta$を用いて表せ.
(2)$\displaystyle 0<\theta<\frac{2r}{R} \cdot \frac{3}{2}\pi$において,$x(\theta)$が最小となるときの$\theta$の値を求めよ.
(3)$R=3,\ r=1$とする.$\theta>0$で点$\mathrm{P}$がはじめて$x$軸に到達したときの角$\theta_0$を求めよ.また,$0 \leqq \theta \leqq \theta_0$のとき,$y(\theta) \geqq 0$を示せ.
(4)$R=3,\ r=1$とする.$0 \leqq \theta \leqq \theta_0$における点$\mathrm{P}$の軌跡と$x$軸で囲まれた図形の面積を求めよ.
長崎大学 国立 長崎大学 2013年 第7問
半径$1$の円と長さ$2$の線分がある.この線分の一方の端点を,円の中心に合わせて円上に固定した図形を考える.線分の端点で,円の中心とは異なるものを$\mathrm{P}$とする.この図形を下の図$1$のように$xy$平面上に置く.すなわち,中心が点$(0,\ 1)$,$\mathrm{P}$が点$(0,\ -1)$と一致するように置く.次に,$x$軸上で正の方向に,すべらないように円を半回転させる.下の図$2$は円が$\theta$だけ回転したときの状態を表している.$0 \leqq \theta \leqq \pi$の範囲で,点$\mathrm{P}$が描く曲線$C$について考察する.次の問いに答えよ.
(図は省略)

(1)図$2$における点$\mathrm{P}$の$x$座標と$y$座標を,それぞれ$\theta$を用いて表せ.
(2)曲線$C$上にあって,$x$座標が最小となる点,最大となる点,$y$座標が最小となる点,最大となる点について,それぞれの座標を求めよ.
(3)曲線$C$と$2$直線$y=-1$および$x=\pi$によって囲まれた図形の面積$S$を求めよ.
岡山県立大学 公立 岡山県立大学 2013年 第2問
放物線$C:y=x^2$上に$2$点$\mathrm{A}(a,\ a^2)$,$\mathrm{B}(b,\ b^2)$がある.ただし,$a<b$とする.放物線$C$と線分$\mathrm{AB}$が囲む部分の面積を$S$とする.次の問いに答えよ.

(1)$\displaystyle S=\frac{(b-a)^3}{6}$であることを示せ.
(2)$2$点$\mathrm{A},\ \mathrm{B}$を固定する.放物線$C$上の点$\mathrm{P}(t,\ t^2)$に対して,放物線$C$と線分$\mathrm{AP}$が囲む部分の面積を$S_1$,放物線$C$と線分$\mathrm{BP}$が囲む部分の面積を$S_2$とする.$a<t<b$のとき,$S_1+S_2$の最小値を求めよ.
(3)常に$\displaystyle S=\frac{9}{2}$であるように,$2$点$\mathrm{A},\ \mathrm{B}$が放物線$C$上を動く.このとき,線分$\mathrm{AB}$の中点の軌跡の方程式を求めよ.
愛知県立大学 公立 愛知県立大学 2013年 第2問
座標平面上で,原点$\mathrm{O}$を始点とし第$1$象限の点$\mathrm{A}$を通る半直線$\mathrm{OA}$と$x$軸の正の向きとのなす角を$\displaystyle \theta \left( 0<\theta<\frac{\pi}{2} \right)$とする.点$\mathrm{B}$は$x$軸上にあり,$|\overrightarrow{\mathrm{OB}}|=b$,$|\overrightarrow{\mathrm{OA}}|=a$とする.原点$\mathrm{O}$から直線$\mathrm{AB}$に下ろした垂線と直線$\mathrm{AB}$との交点を$\mathrm{P}$とする.このとき,以下の問いに答えよ.

(1)$\overrightarrow{\mathrm{AP}}=t \overrightarrow{\mathrm{AB}}$とおく.$\overrightarrow{\mathrm{OP}}=t \overrightarrow{\mathrm{OB}}+(1-t) \overrightarrow{\mathrm{OA}}$であることを示し,$t$を$a,\ b,\ \theta$で表せ.
(2)$\theta$を固定し$b=1$とする.点$\mathrm{P}$が線分$\mathrm{AB}$上に存在するような$a$の値の範囲を求めよ.
(3)(2)において,$\triangle \mathrm{OAB}$の面積の最大値を求めよ.
(4)(2)において,$\displaystyle \theta=\frac{\pi}{3}$とする.面積が最大となる$\triangle \mathrm{OAB}$は直角三角形であることを示せ.
大阪府立大学 公立 大阪府立大学 2013年 第6問
$2$次関数$\displaystyle y=\sqrt{2}x^2-\frac{\sqrt{2}}{4}$のグラフを$C$とする.以下の問いに答えよ.

(1)相異なる実数$s,\ t$に対し,$C$上の点$\displaystyle \left( s,\ \sqrt{2}s^2-\frac{\sqrt{2}}{4} \right)$,$\displaystyle \left( t,\ \sqrt{2}t^2-\frac{\sqrt{2}}{4} \right)$における$C$の法線をそれぞれ$\ell_s,\ \ell_t$で表す.$\ell_s$と$\ell_t$の交点の座標を求めよ.ただし,曲線$C$上の点$\mathrm{P}$における法線とは,$\mathrm{P}$を通り,$\mathrm{P}$における$C$の接線と垂直に交わる直線のことである.
(2)$t$を固定して$s$を$t$に近づけるとき,(1)で求めた交点の$x$座標と$y$座標が近づく値をそれぞれ$f(t)$,$g(t)$で表す.このとき,$f(t)$,$g(t)$を求めよ.
(3)(2)で求めた$f(t)$,$g(t)$を,実数全体で定義された$t$の関数とみなして,
\[ x=f(t),\quad y=g(t) \]
によって媒介変数表示される曲線を$D$とする.このとき,$C$と$D$によって囲まれた部分の面積を求めよ.
中央大学 私立 中央大学 2012年 第1問
次の問題文の空欄にもっとも適する答えを解答群から選び,その記号をマークせよ.ただし,同じ記号を$2$度以上用いてもよい.

$a,\ b,\ r,\ k$は$a>b>0$,$r>0$,$k>0$を満たす定数とする.
座標平面の相異なる$3$点$\mathrm{A}$,$\mathrm{B}$,$\mathrm{C}$が円$X^2+Y^2=r^2$の上を動くとき,$\triangle \mathrm{ABC}$の面積$S_1$の最大値は次のようにして求められる.まず,$2$点$\mathrm{B}$,$\mathrm{C}$を固定して点$\mathrm{A}$を動かすとき,その三角形の高さに注意すれば,面積が最大となるのは,$\mathrm{AB}=\mathrm{AC}$であるような二等辺三角形のときである.したがって,この円に内接する二等辺三角形のうちで面積が最大のものを見つければよい.そこで,$\mathrm{A}(0,\ r)$,$\mathrm{B}(-r \cos \theta,\ r \sin \theta)$,$\mathrm{C}(r \cos \theta,\ r \sin \theta)$ $\displaystyle \left( -\frac{\pi}{2}<\theta<\frac{\pi}{2} \right)$とすれば$S_1$の最大値は$\sin \theta=[ア]$のとき$S_1=[イ] r^2$であることがわかる.
点$\mathrm{P}(x,\ y)$の$y$座標を$k$倍した点を$\mathrm{P}^\prime(x,\ ky)$とおく.相異なる$3$点$\mathrm{A}$,$\mathrm{B}$,$\mathrm{C}$の座標を$\mathrm{A}(x_1,\ y_1)$,$\mathrm{B}(x_2,\ y_2)$,$\mathrm{C}(x_3,\ y_3)$としたとき,$\triangle \mathrm{ABC}$の面積$S$は内積$\overrightarrow{\mathrm{AB}} \cdot \overrightarrow{\mathrm{AC}}$を用いて計算すると$[ウ]$と表される.したがって,点$\mathrm{A}^\prime(x_1,\ ky_1)$,$\mathrm{B}^\prime(x_2,\ ky_2)$,$\mathrm{C}^\prime(x_3,\ ky_3)$のなす三角形の面積を$S_2$とおくと,$S_2$は$S$の$[エ]$倍である.
点$\mathrm{P}(x,\ y)$は楕円$\displaystyle E:\frac{x^2}{a^2}+\frac{y^2}{b^2}=1$の上を動く点とする.$\displaystyle k=\frac{a}{b}$であるとき,点$\mathrm{P}^\prime(x,\ ky)$は原点を中心とする半径$[オ]$の円上を動く.したがって,相異なる$3$点$\mathrm{A}$,$\mathrm{B}$,$\mathrm{C}$が楕円$E$上を動くとき,$\triangle \mathrm{ABC}$の面積の最大値は$a,\ b$を用いて$[カ]$と表される.

\begin{itemize}
ア,イの解答群
\[ \begin{array}{lllll}
\marua -\displaystyle\frac{1}{2} \phantom{AAA} & \marub -\displaystyle\frac{1}{3} \phantom{AAA} & \maruc \displaystyle\frac{1}{3} & \marud \displaystyle\frac{1}{2} \phantom{AAA} & \marue \displaystyle\frac{16}{9} \\ \\
\maruf -\displaystyle\frac{\sqrt{3}}{2} & \marug -\displaystyle\frac{\sqrt{3}}{3} & \maruh \displaystyle\frac{\sqrt{3}}{4} & \marui \displaystyle\frac{\sqrt{3}}{2} & \maruj \displaystyle\frac{3 \sqrt{3}}{4} \\ \\
\maruk \displaystyle\frac{8 \sqrt{2}}{9} & \marul \displaystyle\frac{2+\sqrt{3}}{4} & \marum \displaystyle\frac{\sqrt{2}(1+\sqrt{3})}{3} & &
\end{array} \]
ウの解答群

\mon[$\marua$] $\displaystyle |(x_2-x_1)(x_3-x_1)+(y_2-y_1)(y_3-y_1)|$

\mon[$\marub$] $\displaystyle\frac{1}{2} |(x_2-x_1)(x_3-x_1)+(y_2-y_1)(y_3-y_1)|$

\mon[$\maruc$] $\displaystyle |(x_2-x_1)(y_3-y_1)-(x_3-x_1)(y_2-y_1)|$

\mon[$\marud$] $\displaystyle\frac{1}{2} |(x_2-x_1)(y_3-y_1)-(x_3-x_1)(y_2-y_1)|$

\mon[$\marue$] $\displaystyle |(x_2-x_1)(y_3-y_1)+(x_3-x_1)(y_2-y_1)|$

\mon[$\maruf$] $\displaystyle\frac{1}{2} |(x_2-x_1)(y_3-y_1)+(x_3-x_1)(y_2-y_1)|$

\mon[$\marug$] $\displaystyle \sqrt{(x_2-x_1)^2+(y_2-y_1)^2} \sqrt{(x_3-x_1)^2+(y_3-y_1)^2}$
$\displaystyle -\{(x_2-x_1)(x_3-x_1)+(y_2-y_1)(y_3-y_1)\}$

\mon[$\maruh$] $\displaystyle\frac{1}{2} \biggl[ \sqrt{(x_2-x_1)^2+(y_2-y_1)^2} \sqrt{(x_3-x_1)^2+(y_3-y_1)^2}$
$\displaystyle -\{(x_2-x_1)(x_3-x_1)+(y_2-y_1)(y_3-y_1)\} \biggr]$

エの解答群
\[ \marua \frac{1}{k^3} \quad \marub \frac{1}{k^2} \quad \maruc \frac{1}{k} \quad \marud \frac{2}{k} \quad \marue \frac{k}{2} \quad \maruf k \quad \marug k^2 \quad \maruh k^3 \]
オの解答群
\[ \begin{array}{lllll}
\marua \displaystyle\frac{a}{2} \phantom{AAA} & \marub \displaystyle\frac{a^2}{4} \phantom{AAA} & \maruc a \phantom{AAA} & \marud a^2 \phantom{AAA} & \marue ab \\
\maruf \displaystyle\frac{b}{2} & \marug \displaystyle\frac{b^2}{4} & \maruh b & \marui b^2 & \maruj (ab)^2 \phantom{\frac{{[ ]}^2}{2}}
\end{array} \]
カの解答群
\[ \begin{array}{lllll}
\marua \displaystyle\frac{\sqrt{3}}{2}ab \phantom{AA} & \marub \displaystyle\frac{8 \sqrt{2}}{9} ab \phantom{AA} & \maruc \displaystyle\frac{\sqrt{3}}{4} ab \phantom{AA} & \marud \displaystyle\frac{16}{9}ab \phantom{AA} & \marue \displaystyle\frac{3 \sqrt{3}}{4} ab \\ \\
\maruf \displaystyle\frac{\sqrt{3}}{2} \frac{a^3}{b} & \marug \displaystyle\frac{8 \sqrt{2}}{9} \frac{a^3}{b} & \maruh \displaystyle\frac{\sqrt{3}}{4} \frac{a^3}{b} & \marui \displaystyle\frac{16}{9} \frac{a^3}{b} & \maruj \displaystyle\frac{3 \sqrt{3}}{4} \frac{a^3}{b}
\end{array} \]
\end{itemize}
富山大学 国立 富山大学 2011年 第1問
次の問いに答えよ.

(1)すべての実数$x$について$x^2+k>|x|$が成立するような,定数$k$の範囲を求めよ.
(2)放物線$C_1:y=x^2+k$を考える.ただし,定数$k$は(1)の範囲にあるとする.直線$y=x$に関して$C_1$と対称な曲線を$C_2$とする.$C_1$上に点P$_1$を,$C_2$上に点P$_2$をとる.点P$_1$の$x$座標を$s$,点P$_2$の$y$座標を$t$とする.また原点をO$(0,\ 0)$とする.

(3)$\triangle$OP$_1$P$_2$の面積を$A$とおく.$A$を$s$と$t$を用いて表せ.ただし,3点O$(0,\ 0)$,L$(a,\ b)$,M$(c,\ d)$が同一直線上にないとき,その3点を頂点とする$\triangle$OLMの面積が$\displaystyle \frac{1}{2}|ad-bc|$であることは使ってよい.
(4)$t$を固定する.$s$が実数全体を動くときの$A$の最小値を$B$とする.$B$を$t$を用いて表せ.
(5)$t$が実数全体を動くときの$B$の最小値を求めよ.
東京学芸大学 国立 東京学芸大学 2011年 第2問
座標平面上で円$C:x^2+(y-4)^2=16$上の異なる2点P,Qに対し,線分PQを$1:3$に内分する点をMとする.下の問いに答えよ.

(1)点Pを原点に固定して,点Qを円$C$上で動かしたときの点Mの軌跡を求めよ.
(2)2点P,Qが円$C$上を動くとき,点Mが動く範囲を図示せよ.
浜松医科大学 国立 浜松医科大学 2011年 第2問
医学部における研究では,いろいろな動物が用いられる.これらの動物を生育して,研究者たちに販売する者の立場から,動物$\mathrm{A}$,$\mathrm{B}$,$\mathrm{C}$を題材にして,以下の問題を考察する.

(1)動物$\mathrm{A}$,$\mathrm{B}$を生育するには,$3$種類の栄養素$p,\ q,\ r$が必要である.生育量(単位$\mathrm{kg}$)と栄養素の量は,ともに実数で示される.
(条件a) $\mathrm{A}$を$x \; \mathrm{kg}$生育するには,$p$が$5x$,$q$が$5x$,$r$が$x$の量,同時に必要である.$\mathrm{A}$の販売価格は$10$万円$/ \mathrm{kg}$である.
(条件b) $\mathrm{B}$を$y \; \mathrm{kg}$生育するには,$p$が$4y$,$q$が$y$,$r$が$2y$の量,同時に必要である.$\mathrm{B}$の販売価格は$5$万円$/ \mathrm{kg}$である.
手持ちの栄養素は今,$p$が$5$,$q$が$4$,$r$が$2$の量であると仮定する.このとき,$\mathrm{A}$,$\mathrm{B}$をそれぞれ何$\mathrm{kg}$生育すれば,販売額が最大となるか.販売額の最大値,およびそのときの$\mathrm{A}$,$\mathrm{B}$の生育量をそれぞれ求めよ.
(2)動物$\mathrm{A}$,$\mathrm{B}$に加えて,動物$\mathrm{C}$も$p,\ q,\ r$の栄養素によって生育できることがわかる.
(条件c) $\mathrm{C}$を$z \; \mathrm{kg}$生育するには,$p$が$2z$,$q$が$3z$,$r$が$z$の量,同時に必要である.$\mathrm{C}$の販売価格は$8$万円$/ \mathrm{kg}$である.
手持ちの栄養素は今,$p$が$5$,$q$が$4$の量であるが,(1)の場合と違って$r$はいくらでも手に入るものと仮定する.次の問い$(ⅰ),\ (ⅱ),\ (ⅲ)$に答えよ.

(i) $\mathrm{C}$の生育量$z \; \mathrm{kg}$は,$\displaystyle z=k \ \left( 0 \leqq k \leqq \frac{11}{10} \right)$として値を固定し,$\mathrm{A}$,$\mathrm{B}$の生育量をそれぞれ$x \; \mathrm{kg}$,$y \; \mathrm{kg}$として変化させる.このとき,点$(x,\ y)$の動く領域$D(k)$を図示せよ.さらに,$(x,\ y)$がこの領域を動くとき,販売額の最大値を$w(k)$とかく.$w(k)$を$k$の式で表せ.
(ii) $\mathrm{C}$の生育量$z=k$を,$\displaystyle 0 \leqq k \leqq \frac{11}{10}$の範囲から$\displaystyle \frac{11}{10} \leqq k \leqq \frac{4}{3}$の範囲に変更する.このとき,点$(x,\ y)$の動く領域$D(k)$および販売額の最大値$w(k)$はどうなるか,調べよ.
(iii) $\mathrm{A}$,$\mathrm{B}$,$\mathrm{C}$をそれぞれ何$\mathrm{kg}$生育すれば,販売額が最大となるか.販売額の最大値,およびそのときの$\mathrm{A}$,$\mathrm{B}$,$\mathrm{C}$の生育量をそれぞれ求めよ.
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「固定」とは・・・

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