富山大学
2011年 医学部 第3問

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実数を成分とする行列A=(\begin{array}{rr}a&-b\\b&c\end{array})はA^2-A+E=Oをみたすとする.ただし,Eは2次の単位行列,Oは2次の零行列を表し,b>0とする.このとき,次の問いに答えよ.(1)bとcを,それぞれaを用いて表せ.(2)2つのベクトルA(\begin{array}{c}1\\1\end{array})とA(\begin{array}{c}1\\-1\end{array})が垂直であるとき,行列Aを求めよ.(3)Aを(2)で求めた行列とする.1個のさいころをk+1回投げて,出た目を順にm_1,m_2,・・・,m_{k+1}とする.このときベクトルP_0,P_1,P_2,・・・,P_{k+2}を次のように定める.\begin{itemize}P_0=(\begin{array}{c}0\\0\end{array}),P_1=(\begin{array}{c}1\\0\end{array})P_{n+1}=P_n+A^{m_n}(P_n-P_{n-1})(n=1,2,・・・,k+1)\end{itemize}さらに,ベクトルP_1,・・・,P_{k+1}がすべて異なりP_{k+2}=(\begin{array}{c}1\\0\end{array})となる確率をq_kとする.このとき,q_1,q_2,q_3を,それぞれ求めよ.
3
実数を成分とする行列$A=\left( \begin{array}{rr} a & -b \\ b & c \end{array} \right)$は$A^2-A+E=O$をみたすとする.ただし,$E$は2次の単位行列,$O$は2次の零行列を表し,$b>0$とする.このとき,次の問いに答えよ.
(1) $b$と$c$を,それぞれ$a$を用いて表せ.
(2) 2つのベクトル$A \left( \begin{array}{c} 1 \\ 1 \end{array} \right)$と$A \left( \begin{array}{c} 1 \\ -1 \end{array} \right)$が垂直であるとき,行列$A$を求めよ.
(3) $A$を(2)で求めた行列とする.1個のさいころを$k+1$回投げて,出た目を順に$m_1,\ m_2,\ \cdots,\ m_{k+1}$とする.このときベクトル$P_0,\ P_1,\ P_2,\ \cdots,\ P_{k+2}$を次のように定める. \begin{itemize}
$P_0=\left( \begin{array}{c} 0 \\ 0 \end{array} \right),\ \ P_1=\left( \begin{array}{c} 1 \\ 0 \end{array} \right)$
$P_{n+1}=P_n+A^{m_n}(P_n-P_{n-1}) \quad (n=1,\ 2,\ \cdots,\ k+1)$ \end{itemize} さらに,ベクトル$P_1,\ \cdots,\ P_{k+1}$がすべて異なり$P_{k+2}=\left( \begin{array}{c} 1 \\ 0 \end{array} \right)$となる確率を$q_k$とする.このとき,$q_1,\ q_2,\ q_3$を,それぞれ求めよ.
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詳細情報

大学(出題年) 富山大学(2011)
文理 理系
大問 3
単元 行列とその応用(数学C)
タグ 実数成分行列単位行列零行列不等号ベクトル垂直さいころ確率
難易度 未設定

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