三重大学
2010年 工学部 第4問

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xの微分可能な関数を成分とする行列M=\biggl(\begin{array}{cc}m_{11}&m_{12}\\m_{21}&m_{22}\end{array}\biggr)に対し,Mの各成分をxで微分した行列\biggl(\begin{array}{cc}m_{11}^{\prime}&m_{12}^{\prime}\\m_{21}^{\prime}&m_{22}^{\prime}\end{array}\biggr)をM^{\prime}と表す.a_{11},a_{12},a_{21},a_{22}およびb_{11},b_{12},b_{21},b_{22}をxの微分可能な関数とし,A=\biggl(\begin{array}{cc}a_{11}&a_{12}\\a_{21}&a_{22}\end{array}\biggr),B=\biggl(\begin{array}{cc}b_{11}&b_{12}\\b_{21}&b_{22}\end{array}\biggr)とおく.(1)等式(AB)´=A´B+AB´が成り立つが,これを(1,2)成分について確かめよ.(2)Aはすべてのxについて逆行列A^{-1}を持つとする.このとき(1)の等式を用いて,A´A^{-1}+A(A^{-1})´を求めよ.(3)Aはすべてのxについて逆行列を持つとする.(A^{-1})´をA^{-1},A´を用いて表せ.
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$x$の微分可能な関数を成分とする行列$M=\biggl( \begin{array}{cc} m_{11} & m_{12} \\ m_{21} & m_{22} \end{array} \biggr)$に対し,$M$の各成分を$x$で微分した行列$\biggl( \begin{array}{cc} m_{11}^{\prime} & m_{12}^{\prime} \\ m_{21}^{\prime} & m_{22}^{\prime} \end{array} \biggr)$を$M^{\prime}$と表す.$a_{11},\ a_{12},\ a_{21},\ a_{22}$および$b_{11},\ b_{12},\ b_{21},\ b_{22}$を$x$の微分可能な関数とし, \[ A=\biggl( \begin{array}{cc} a_{11} & a_{12} \\ a_{21} & a_{22} \end{array} \biggr),\quad B=\biggl( \begin{array}{cc} b_{11} & b_{12} \\ b_{21} & b_{22} \end{array} \biggr) \] とおく.
(1) 等式$(AB)^\prime =A^\prime B+AB^\prime$が成り立つが,これを$(1,\ 2)$成分について確かめよ.
(2) $A$はすべての$x$について逆行列$A^{-1}$を持つとする.このとき(1)の等式を用いて,$A^\prime A^{-1}+A(A^{-1})^\prime$を求めよ.
(3) $A$はすべての$x$について逆行列を持つとする.$(A^{-1})^\prime$を$A^{-1},\ A^\prime$を用いて表せ.
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詳細情報

大学(出題年) 三重大学(2010)
文理 理系
大問 4
単元 行列とその応用(数学C)
タグ 微分可能関数成分行列微分導関数等式逆行列
難易度 未設定

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