奈良県立医科大学
2011年 医学部 第1問
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$0$以上の任意の整数$i$に対して,$x$の$i$次式$g_i(x)$を$i=0$のとき$g_0(x)=1$,$i \geqq 1$のとき$\displaystyle g_i(x)=\frac{x(x+1) \cdots (x+i-1)}{i!}$と定義する.
(1) $\displaystyle f(x)=\sum_{i=0}^n a_ix^i$(但し$a_n \neq 0$)を$x$に関する実数係数の$n \ \ (\geqq 0)$次式とする.このとき,等式$\displaystyle f(x)=\sum_{i=0}^n c_i \, g_i(x)$が任意の実数$x$について成り立つような実数$c_i$($0 \leqq i \leqq n$,但し$c_n \neq 0$)が一意的に存在することを証明せよ.
(2) $(1)$において,$n>0$のとき等式$\displaystyle f(x)-f(x-1)=\sum_{i=1}^n c_i \, g_{i-1}(x)$が成り立つことを証明せよ.
(3) $F(x) \ \ (\neq 0)$を$x$に関する実数係数の$n \ \ (\geqq 0)$次式とし,任意の整数$a$に対して$F(a)$が整数であると仮定する.このとき,等式$\displaystyle F(x)=\sum_{i=0}^n d_i \, g_i(x)$が任意の実数$x$について成り立つような整数$d_i$($0 \leqq i \leqq n$,但し$d_n \neq 0$)が一意的に存在することを証明せよ.
(1) $\displaystyle f(x)=\sum_{i=0}^n a_ix^i$(但し$a_n \neq 0$)を$x$に関する実数係数の$n \ \ (\geqq 0)$次式とする.このとき,等式$\displaystyle f(x)=\sum_{i=0}^n c_i \, g_i(x)$が任意の実数$x$について成り立つような実数$c_i$($0 \leqq i \leqq n$,但し$c_n \neq 0$)が一意的に存在することを証明せよ.
(2) $(1)$において,$n>0$のとき等式$\displaystyle f(x)-f(x-1)=\sum_{i=1}^n c_i \, g_{i-1}(x)$が成り立つことを証明せよ.
(3) $F(x) \ \ (\neq 0)$を$x$に関する実数係数の$n \ \ (\geqq 0)$次式とし,任意の整数$a$に対して$F(a)$が整数であると仮定する.このとき,等式$\displaystyle F(x)=\sum_{i=0}^n d_i \, g_i(x)$が任意の実数$x$について成り立つような整数$d_i$($0 \leqq i \leqq n$,但し$d_n \neq 0$)が一意的に存在することを証明せよ.
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