東京医科歯科大学
2013年 医学部 第2問

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2次正方行列(\begin{array}{cc}a&b\c&d\end{array})のうち,次の3条件(i),(ii),(iii)を満たすもの全体の集合をMとする.(i)a,b,c,dはすべて整数(ii)b+c=0(iii)a-b-d=0またEを2次単位行列とする.このとき以下の各問いに答えよ.(1)行列A,BがともにMの要素であるとき,それらの積ABもMの要素であることを示せ.(2)行列A=(\begin{array}{cc}a&b\c&d\end{array})とその逆行列A^{-1}がともにMの要素であるとき,ad-bc=1が成立することを示せ.(3)行列Aとその逆行列A^{-1}がともにMの要素であるようなAをすべて求めよ.(4)自然数nについて,Mの要素であってA^n=Eを満たすような行列Aの全体の集合をS_nとする.S_nの要素の個数がちょうど3となるnをすべて求めよ.
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2次正方行列$\left( \begin{array}{cc} a & b \\ c & d \end{array} \right)$のうち,次の3条件$\tokeiichi,\ \tokeini,\ \tokeisan$を満たすもの全体の集合を$M$とする.
(ⅰ) $a,\ b,\ c,\ d$はすべて整数
(ⅱ) $b+c=0$
(ⅲ) $a-b-d=0$
また$E$を2次単位行列とする.このとき以下の各問いに答えよ.
(1) 行列$A,\ B$がともに$M$の要素であるとき,それらの積$AB$も$M$の要素であることを示せ.
(2) 行列$A=\left( \begin{array}{cc} a & b \\ c & d \end{array} \right)$とその逆行列$A^{-1}$がともに$M$の要素であるとき,$ad-bc=1$が成立することを示せ.
(3) 行列$A$とその逆行列$A^{-1}$がともに$M$の要素であるような$A$をすべて求めよ.
(4) 自然数$n$について,$M$の要素であって$A^n=E$を満たすような行列$A$の全体の集合を$S_n$とする.$S_n$の要素の個数がちょうど3となる$n$をすべて求めよ.
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詳細情報

大学(出題年) 東京医科歯科大学(2013)
文理 理系
大問 2
単元 行列とその応用(数学C)
タグ 証明正方行列3条全体集合整数単位行列行列要素逆行列
難易度 未設定

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