兵庫医科大学
2016年 医学部 第1問

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次の各問いに答えなさい.(1)ある高校で受験生100人に対して大学合格者数の調査をした.A大学,B大学,C大学,D大学,E大学,F大学の合格者数は,それぞれ5人,8人,10人,12人,15人,15人であった.これら6大学すべてに合格した受験生は3人で,E大学とF大学両方に合格した受験生は13人であった.6大学のうち少なくとも1つの大学に合格した受験生は,何人以上何人以下であるか求めなさい.(2)2種類の薬品A,Bがあり,それぞれの薬品1gあたりの成分P,Qの含有量は,下表のとおりである.この2つの薬品を混ぜ合わせて,成分Pを10mg以上,かつ,成分Qを30mg以上含むようにする.使用する薬品の質量の合計を最小にするためには,それぞれの薬品を何gずつ使用すればよいか答えなさい.ただし,薬品を組み合わせることによって,質量に影響をあたえる化学変化は起きないものとする.ただし,1mg=0.001gである.\begin{center}\begin{tabular}{|c|c|c|}\hline&成分P&成分Q\\hline薬品A&3mg&2mg\\hline薬品B&5mg&1mg\\hline\end{tabular}\end{center}(3)tはt≠±1を満たす実数とし,xの方程式\frac{1}{x-1}+\frac{1}{x+1}+\frac{1}{x-t}=0を考える.(i)方程式が正と負の解を1つずつもつことを示しなさい.(ii)方程式の負の解をαとする.tがt>1の範囲で変化するとき,αの存在する範囲を求めなさい.(4)1辺の長さが2の正三角形ABCがある.点B,Cから直線BCに関して点Aと同じ側に辺BCと垂直な半直線BX,CYを引く.半直線BX,辺AB,BC,CA,半直線CYの上にそれぞれ点P,Q,R,S,Tをとり,PQ\paraBC,cos∠BQR=√2cos∠BQP,∠BRQ=∠CRS,√2cos∠CST=-cos∠ASRとなるようにする.(i)∠CRSの大きさを求めなさい.(ii)BP=x,CT=yとするとき,xとyの間に成り立つ関係式を求めなさい.(5)1の目の反対側が6,2の目の反対側が5,3の目の反対側が4である立方体のサイコロがある.最初は1の目が上の面であるとする.このサイコロを横の面のいずれかが上になるように倒す.この操作を繰り返してn回目にどの目が上の面であるかを調べる.ただし,1回の操作で,4つの横の面のそれぞれが上の面になる確率は等しいとする.(i)n回目に2または5の目が上の面である確率p_nを求めなさい.(ii)n回目に1の目が上の面である確率q_nを求めなさい.
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次の各問いに答えなさい.
(1) ある高校で受験生$100$人に対して大学合格者数の調査をした.$\mathrm{A}$大学,$\mathrm{B}$大学,$\mathrm{C}$大学,$\mathrm{D}$大学,$\mathrm{E}$大学,$\mathrm{F}$大学の合格者数は,それぞれ$5$人,$8$人,$10$人,$12$人,$15$人,$15$人であった.これら$6$大学すべてに合格した受験生は$3$人で,$\mathrm{E}$大学と$\mathrm{F}$大学両方に合格した受験生は$13$人であった.$6$大学のうち少なくとも$1$つの大学に合格した受験生は,何人以上何人以下であるか求めなさい.
(2) $2$種類の薬品$\mathrm{A}$,$\mathrm{B}$があり,それぞれの薬品$1 \, \mathrm{g}$あたりの成分$\mathrm{P}$,$\mathrm{Q}$の含有量は,下表のとおりである.この$2$つの薬品を混ぜ合わせて,成分$\mathrm{P}$を$10 \, \mathrm{mg}$以上,かつ,成分$\mathrm{Q}$を$30 \, \mathrm{mg}$以上含むようにする.使用する薬品の質量の合計を最小にするためには,それぞれの薬品を何$\mathrm{g}$ずつ使用すればよいか答えなさい.ただし,薬品を組み合わせることによって,質量に影響をあたえる化学変化は起きないものとする.ただし,$1 \, \mathrm{mg}=0.001 \, \mathrm{g}$である. \begin{center} \begin{tabular}{|c|c|c|} \hline & 成分$\mathrm{P}$ & 成分$\mathrm{Q}$ \\ \hline 薬品$\mathrm{A}$ & $3 \, \mathrm{mg}$ & $2 \, \mathrm{mg}$ \\ \hline 薬品$\mathrm{B}$ & $5 \, \mathrm{mg}$ & $1 \, \mathrm{mg}$ \\ \hline \end{tabular} \end{center}
(3) $t$は$t \neq \pm 1$を満たす実数とし,$x$の方程式$\displaystyle \frac{1}{x-1}+\frac{1}{x+1}+\frac{1}{x-t}=0$を考える.
(ⅰ) 方程式が正と負の解を$1$つずつもつことを示しなさい.
(ⅱ) 方程式の負の解を$\alpha$とする.$t$が$t>1$の範囲で変化するとき,$\alpha$の存在する範囲を求めなさい.
(4) $1$辺の長さが$2$の正三角形$\mathrm{ABC}$がある.点$\mathrm{B}$,$\mathrm{C}$から直線$\mathrm{BC}$に関して点$\mathrm{A}$と同じ側に辺$\mathrm{BC}$と垂直な半直線$\mathrm{BX}$,$\mathrm{CY}$を引く.半直線$\mathrm{BX}$,辺$\mathrm{AB}$,$\mathrm{BC}$,$\mathrm{CA}$,半直線$\mathrm{CY}$の上にそれぞれ点$\mathrm{P}$,$\mathrm{Q}$,$\mathrm{R}$,$\mathrm{S}$,$\mathrm{T}$をとり,
$\mathrm{PQ} \para \mathrm{BC},\quad \cos \angle \mathrm{BQR}=\sqrt{2} \cos \angle \mathrm{BQP},$
$\angle \mathrm{BRQ}=\angle \mathrm{CRS},\quad \sqrt{2} \cos \angle \mathrm{CST}=-\cos \angle \mathrm{ASR}$
となるようにする.
(ⅰ) $\angle \mathrm{CRS}$の大きさを求めなさい.
(ⅱ) $\mathrm{BP}=x$,$\mathrm{CT}=y$とするとき,$x$と$y$の間に成り立つ関係式を求めなさい.
(5) $1$の目の反対側が$6$,$2$の目の反対側が$5$,$3$の目の反対側が$4$である立方体のサイコロがある.最初は$1$の目が上の面であるとする.このサイコロを横の面のいずれかが上になるように倒す.この操作を繰り返して$n$回目にどの目が上の面であるかを調べる.ただし,$1$回の操作で,$4$つの横の面のそれぞれが上の面になる確率は等しいとする.
(ⅰ) $n$回目に$2$または$5$の目が上の面である確率$p_n$を求めなさい.
(ⅱ) $n$回目に$1$の目が上の面である確率$q_n$を求めなさい.
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大学(出題年) 兵庫医科大学(2016)
文理 未設定
大問 1
単元 ()
タグ 証明集合高校受験生大学合格者数調査合格両方少なくとも
難易度 未設定

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